子育てっておもしろい Ehime Child's Castel えひめこどもの城トップページへもどる
 

思いやりの心
もどる つぎへ

4.意味の共有 〜袖(そで)すり合うも・・・〜 《多目的ホール》
 「みんないっしょにピーカーブー」の時刻です。鳴りはじめた音楽に合わせて、常連のママと子ども(そうでない人)たちが三三五五と集まってきます。この集いの特色は次のようになりますが、とりわけ子どもの側からの自発性の発動が最重要課題となります。
メンバーが固定していない(自由・自主性)
異年齢構成による集団である
(世代間交流)
笑いを通しての感情交流が豊富である
(笑顔・明るさ)
コミュニケーションが成立しやすい
(気持ち・意味の共有)

 それぞれの項目はそれぞれに、子どもの発達にとって重要不可欠のものであります。中でも笑顔・明るさ「親が笑うと子どもが笑う。子どもが笑うと親は幸せな気分になる。そしてさらに子どもにかかわろうとする」は、この上なくヒトとヒトとの関係のあり方を促進します。これは目と目を見つめ合っての、ほほ笑みの交換であるとも理解できるでしょう。

 ところでこの集いでの強力な味方の1つは、バルーンと呼ばれるモノです。これは落下傘などに使われる薄布地で、みんなでいっしょに振ると波のように揺れます。その上を歩いたり走ったりしながらどの子も水中散歩の感覚を楽しんでいます。しかしそれでも子どもの目が最も輝くのは、一つ屋根同様のバルーンの下に潜りこんだ時です。ここでは瞬時にして、ママもわたしもそしてお友だちも一つ屋根の家族になってしまうのです。

 人間同士の見つめ合いの中で、なぜバルーンがこれほどまでに魅力を持つのでしょうか。それへの回答は次のような単純明快な根拠にあるのでしょう。すなわち子どもたちはヒトとの関係以前に、バルーンというモノを介在させながら気持ちをつながり合わせているわけです。そしてそれへの喜びが一人ひとりの目の輝きとなって発露されているのです。

 ゆえにここでわたしたちが最も心すべき留意点は、子どもたちの生活の中でのヒトとの関係以前に、モノとの関係をどれほど豊かに確保してあげるかにかかるわけです。体験学習の場としてのえひめこどもの城での遊び、生活、暮らしの大半は、ここに存在するモノや自然との関係のつけ方を学ぶためにあることを忘れないで欲しいものです。

平成15年2月1日
 
もどる つぎへ




●● もくじへもどる ●●
思いやりの心
1.求同存意
〜最大の敵、そして味方〜
《森の広場》
2.立役者(主人公)
〜すっぽんぽんのすっ裸〜
《じゃぶじゃぶ水路》
3.人そのもの
〜おばあちゃんになりたい〜
《冒険の丘》
4.意味の共有
〜袖(そで)すり合うも〜
《多目的ホール》
5.バリアフリー
〜あたりまえのこと〜
《モノレール》
6.不易と流行
〜心を育てる〜
《パソコンコーナー》