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社会性・やる気
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4.過保護・過干渉 〜幼児クラブ〜《ボランティアルーム》
 きょうも、ママといっしょのお遊びが終わりました。みんなで声をそろえてお別れのご挨拶です。「さよなら。あんころもち、またきなこ。さよなら、バイ・バーイ」。本園での幼児クラブ活動は年間16回。延べ人数は約三百二十名というところでしょうか。ことわるまでもなくこどもの城は保育、指導機関ではありません。ましてや早期教育=「文字・数能力の指導」などは泡沫(うたかた)の夢の夢です。今ここでただ目を輝かせて、イキイキと遊びに没入することこそ、子ども本来の生きざまの全てなのです。

 ところで今日、多くのママたちの間に伝染した病原菌の1つは、幼児自身の基本的生活習慣よりも、文字や数を覚えたり書いたりすることの方がずっと大切であるとする思いこみにあります。すなわちここでは、知識とか技能に関する(できるか、できないか。早いか、遅いか。多いか、少ないか)などの、表面的な能力だけが気になって仕方ないのです。そして結果的に短兵急に教えこむことに熱中し、子どもを信じて待つことが不得手となってしまっているのです。幼児期の子どもにとって最も大切な自立(自律)への難敵は、何でも教えたがる過保護・過干渉型の親なのです。

 子育てに対する確信の1つに、親が変われば子が変わるがあります。それゆえに乳幼児期での早期教育には、子どもへの直接的な働きかけと同時に、保護者自身による自己変革が厳しく問いかけられているわけです。この場合の自己変革とは、文字通りとうちゃんがとうちゃん、かあちゃんがかあちゃんらしくなることです。

 両親による無償の愛の根幹は、子どもが心底満足するまでに抱きしめる行為にあります。そしてそこに形成される絶対的安心感を基底としつつ、ヤッテ、ヤッテゴランと子どもの側からの自発性をうながすことです。生後3カ年間における最大課題はこれに尽きますが、知識偏重の世上ではこうした自明の理さえも危なっかしい限りです。

 えひめこどもの城の幼児クラブは、知育の根底には、感性の世界が広がることを、母子一体の遊びの中で身体ごと確かめようとしているのです。これは高遭な理念や理論ではありません。文字通りイキイキと目を輝かして、ただ遊びの中に生き切ることなのです

平成14年4月1日
 
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社会性・やる気

1.場の雰囲気
〜これ以上はダメ〜
《芝生広場》

2.10年来の同士
〜相手の気持ち〜
《多目的ホール》
3.絶対評価
〜わが子とあの子〜
《あいあい児童館》
4.過保護・過干渉
〜幼児クラブ〜
《ボランティアルーム》
5.内言活動
〜ことばの裏のことば〜
《野鳥の森》
6.独自性・共通性
〜オンリーワン〜
《駐車場》